« 小梅太夫は面白くない | トップページ | W杯日本代表 選出される »

イン・ザ・プール 読了

5月12日 読了。

最近、通勤中はPodcast聞いてることがほとんどなので、あまり本を読まなくなってしまった。つーか、”これはぜひ読みたい”っていう本が文庫にないからって事もある。読みたい本はあるけど、ハードカバーを持ち歩くのはちょっとね、って、昔と違ってモチベーションが下がり気味。

そんななか、出張中にふと手にとって買ってしまったのがこの本、奥田英朗の「イン・ザ・プール」。

で、どうでしたか?

伊良部一郎という少し変わった精神科の医者が様々な”特殊な”悩みを持つ患者を治療してゆくというのが大まかな内容だが、それなりに面白い。

ただ、「変わり者だが、実はスゴイ。でも、それがねらいなのか天然ぼけなのか、はっきり分からない」という設定はそれほど目新しいわけでもないし、主人公の伊良部医師にそんなに魅力があるわけでもないと思う。ストーリーはいってみれば予定調和のありがちパターンだし。

ヘンだけどスゴイ、ってことになれば、京極夏彦作品の重要人物の一人、我らが薔薇十字探偵社の榎木津礼二郎大先生がいらっしゃる。あちらに勝てるやつぁ、なかなかいないね。

まっ、そんなことでこの作品(短編の連作)まずまずのおもしろさ。本作に続いて、伊良部医師モノが何作があるらしい。直木賞受賞の「空中ブランコ」は伊良部ものとの事。なのでその他のエピソードも読んでもイイかな、とは思う。

でも、傑作だの痛快だの言うほどじゃぁないと思うよ、オレは。もっとも楽しく読めたことは間違いありませんね。人間の滑稽さを描こうと思った、という作者のインタビュー記事を読んだけど、それはそれでいいんじゃぁないんですか。ある人が置かれたのシチュエーションを滑稽だと他人が思っても、それは他人の目であって、本人はとても大変だろうし。まあ、そんなグアイがちゃんと書かれてたからなかなかよいと思います。でも、世間が言うほど主人公の伊良部医師は痛快でも型破りでもないと思うよ。

なので、70点にしとこうか。看護婦のマユミちゃんが魅力的に描かれているので、文句を言ってる割には点数高め。もしこの作品を映像化するならば、マユミちゃん役は柴咲コウがいいな。ウシシ。

|

« 小梅太夫は面白くない | トップページ | W杯日本代表 選出される »

「読書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/93174/10072872

この記事へのトラックバック一覧です: イン・ザ・プール 読了:

« 小梅太夫は面白くない | トップページ | W杯日本代表 選出される »