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DVD「幕末太陽傳」

Taiyouden
小林信彦氏が「最高傑作の喜劇」と褒めちぎる本作品。近所のTSUTAYAに入荷してたんで借りる。最近、CD、DVDの旧作が大量入荷したようで、同じく小林氏が渥美清を褒めちぎる「前略 天皇陛下様」も正・続ともに入荷してた。今度借りてみよう。

さて、作品ですが前半のフランキー堺演じる居残り佐平次がひょろひょろのファンファン大佐を手玉に取るあたりは今ひとつ面白くない。が、正体をばらしてた後の様子はなかなか軽妙でよい。調子がよいところは後のクレイジー映画の植木等に通じるものがある気もするが、肺病病みらしい設定のフランキーが持つ暗い内面が少しばかり感じられるためか、こちらはあそこまで突き抜けた明るさはないと思う。ただ、映画としてはリキがはいってて、相模屋の建物はセットなんだろうけど、二階建てのものをきっちり作ってたり、「本気でがんばってるぜ」と思ってしまいました。また、今の時代劇映画と違って、セットというか舞台というが画面に映る部分はキレイキレイではない。(上手く表現出来ないけど)そこが、なんだかオレにとって本物感っていうか、時代を感じさせてくれました。(上手く表現出来ない。他人にはこの感じが伝えきれないな)

で、面白いかどうかって言うと、オレ的には今ひとつ。ラストのエピソードは落語であった話だな、と思ったけど、この物語自体、落語からの引用がかなりあるらしい。ので、たまに落語を聞く俄ファンのオレとしては面白くみれた、という感じですね。

1956年の作品と言うこともあって、今は大御所になった俳優の若かりし頃の姿が拝見できたりしてお得。特に女優陣については、あの南田洋子がこんなに綺麗だったとは、と驚いてみたり、菅井きんはあの当時からばーさん役だったんだと改めて関心してみたりと色々と楽しめます。

最後に、石原裕次郎をはじめとする若手俳優人の芝居はへたくそだね。中堅どころ以上のヒトタチはなかなか上手いと思うけど。しかし、今の俳優らと比べると演技の質がチガウので、舞台を観てる気がするね。小沢昭一のメイクなんてのもいかにもって感じだし。まあ、それが当時の映画だったんだろうし、それはそれで面白いけどね。

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