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「ミュンヘン」を観た

S・スピルバーグ監督の映画「ミュンヘン」をDVD借りてきて観た。今年頭くらいに公開されて話題になり、みたいと思ってたけど劇場には行けなかった映画。

ミュンヘンオリンピックの時にパレスチナゲリラがイスラエル選手を人質に取り、逃亡しようとしたところドイツ特殊部隊に射殺され、人質も全員死亡した事件があった。そのパレスチナ側首謀者に復讐をした事実を元にして物語を映画化したもので、テーマがテーマだけあって全体がものすごく暗い。まあ、人がどんどんリアルに死ぬのでどうがんばっても明るい映画にはならないだろうな、やっぱり。

で、どうでしたかって聞かれると、「まーまーかな。でもオスカーは取れないでしょ。」という感想であります。

公開当時はいろいろと評価されて、アカデミー賞候補なんていわれたりしたけれど、それほどいい映画ではないと思うぞ。主人公をはじめとする登場人物らの心の葛藤や動きが今ひとつ実感として迫ってこない。主人公の気持ちの動きもなんだかとってつけたような感じがした。

もっとも、イスラエル(ユダヤ)とパレスチナの問題なんて、東洋の辺境のこれまた島国でぼーっとして育ったようなオレには本質は理解できない問題だろう。映画の中でも「祖国」についてイスラエル、パレスチナ双方の思いを語る場面があったが、頭のちょんまげ乗せて鎖国してたような島国ヤローにはわからない苦悩である。

なので、登場人物たちの悲しさがわからず、今ひとつぐっとこないまま終わり。

ラストの世界貿易センタービル(911で崩壊したツインタワー)観ても、「これってCGでやってんのか?」程度の感想。当事者の事情は当事者しかわからない。人間、正しいと思いこんだときが一番危ない、などという感想がでてくるのみでした。

さて、この映画に関するその他の感想ですが、イッコ目は「殺しの場面がリアル」ってこと。全然かっちょよくなくて、みんなフツーに死ぬ。で、いっぱい血が流れたり、肉が飛び散ったりする。うれしくない状況が目の前に繰り広げられる。一緒にDVD借りてみた「ナルニア国物語」の全く血が流れない戦争シーンとのギャップは非常に大きい。どちらがよいかはわからないけれど。

もう一つ、この映画で描かれた時代は1970年代前半。で、舞台はヨーロッパが中心(一部アメリカ)なんですが、画面に登場する車が当時のデザインの古いやつばかり。よっく集めてきたな(それもちゃんと動くヤツを)というのが一番関心したところ。

まあ、進んでみる映画ではないです。内容も絶賛されるほどでもなし。主人公の気持ちと同化もしづらい。

そんな映画でした。ジャンジャン。

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