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「神は沈黙せず」読了

「と学会」の会長としてしか認識していなかった山本弘氏の作品。SF小説を書いてるのは知ってたけど、作品の題名など見る限りどうも手にしようとは思わなかった。が、本屋で見つけたこの本は今まで「作家山本弘」のものとは違ってたので試しに購入。

内容は全くのSFで、「神とはなにか?」という命題に一つの解を出している。アイディアの根本は昔からあったものだけれど(作品中にも同じテーマの小説があげてあったし、オレとしてはJ.P.ホーガンの作品を思い出した)、その切り口がなかなかおもしろかった。読んでる最中は広げた風呂敷をどう畳むのかと多少心配になったが、まあ納得できる結末。(とはいうものの、きっちりと結論がでるのではなく、そんなモンだろうというカンジ)

テーマやそれを組み立てる細かいアイディア、それとストーリーはおもしろいんだけど、途中に挟まれる蘊蓄がいかがなものか。「と学会」本が好きなオレとしてはとても興味深く読めたんだけど、そうではない純粋なSF好きの人はあまりにうるさすぎる衒学趣味という気もするね。それらをもっとすっきりすると上下二巻ではなく一巻にまとめられてたんじゃぁないかな。まあいいけど。

つーことで、久々読んだSFとしては事実と創作をうまい具合に組み合わせて、つじつまの合うウソをついてくれて楽しませてくれたので、評価は70点。

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