« 「風の谷のナウシカ」読了 | トップページ | 「ニコニコ動画(β)」がオモシロイ »

「若者殺しの時代」読了

オレが楽しみに聞いているPodcast番組にも出ている堀井憲一郎氏の作品。

堀井氏といえば、ちょっと前までは日テレ系の土曜5時からやってた「TVおじゃまんぼう」に出てたリサーチャーの人という印象でしたが、実は作家っていうかコラムニストの人らしい。最近のPodcast番組では一年間に400回以上高座を聞きに行った落語通という感じであります。

で、そんな堀井氏がリサーチャー力を発揮しつつ書いたこの本、1980年代で一つの歴史が区切られている、という主張をしてて、同時代を生きてきたオレ(堀井氏とほぼ同年代なオレ)としてはかなり納得できる内容。

どこかの大臣が「健全」という言葉をつかって問題になっているが、「健全」とか「不健全」とかははっきりした基準がないので問題なのであって、それとおなじく1980年代から歴史(っていうか文化)が変わったから良いとか悪いとか言うよりも、変わってしまったことをはっきりと認識してから、これからどうしようかと考えるべきだ、という主張を感じ取る必要があると思います。

1980年代から変わったのは何か、という部分については、様々なニュースや雑誌や出来事や実体験を通して、具体的な事例が並べられています。(若者にとってのクリスマスの位置付けを雑誌の特集記事を通して、とか、若者にとってのディズニーランドの位置付けや入場者数の推移や、携帯電話その他が若者にどういう影響を与えたか とか)

実際にその時代の真ん中にいるときには全く意識しなかった事が、今考えると堀井氏が指摘するような影響を我々の生活にあたえていたんだなぁー、と改めて気づかせてくれます。(今それを指摘している堀井氏もその当時には我々と同じように気づいてなかった)そんな本。 75点

最近、バブル期を題材にした映画が公開されるということでCMが流れてるけど、約20年近くたってようやくその当時のことを照れずに見直す時期になったのかナー という気もしますね。

今考えるとバカだったあの時代。それをふまえてバカにならずにこれからやっていけるんでしょうか、日本人ってヤツラは?

|

« 「風の谷のナウシカ」読了 | トップページ | 「ニコニコ動画(β)」がオモシロイ »

「読書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「風の谷のナウシカ」読了 | トップページ | 「ニコニコ動画(β)」がオモシロイ »