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「夜は短し歩けよ乙女」読了

面白かったね。登場人物が魅力的ですな。訳がわからないっていやぁ、訳がわからないんだけど、ファンタジー小説と思って読めば気にならない。気にしてもしょうがない。

主人公の黒髪の乙女はとても魅力的だけど、それ以上に周りを固める面々が良い。主人公らしき「先輩」はまぁ小説を前に進めるための道具としての存在で、一応メインテーマの一部らしき彼の恋物語はあくまでオマケ。物語を進める上での御都合至上主義です。

で、この本には春夏秋冬を舞台にした4つの物語が納められてるわけですが、一等賞は学園祭を舞台にした三本目の「御都合主義者かく語りき」でしょう。表題作である一本目ではまだキャラクターが固まってないっていうか、乙女と先輩の両方の視線で書かれた物語の目線があっちいったりこっち来たりで混乱してしまいました。それが二作目以降から徐々に上手くまとまり始めて行くわけで、目線の混乱収拾加減と小説の物語性と登場キャラクタの強烈さなど、やっぱり一番は三本目だと思うわけです。

乙女の行動や言動は、ソレ系のヒトは言うに及ばず、この本を読む男子の心をワシづかみにすることでしょう。

で、評価は3.8ブラボーの75点。なかなか高得点です。

続編ができそう。恋の行くへは如何に?!

で、デカイ緋鯉を背負って歩いたり、むちゃくちゃ酒に強かったり、たまに「おともだちパンチ」を繰り出す彼女の活躍物語が映画化されたことを想像した時、黒髪の乙女を演じるのは誰だろうと考えたわけです。いわゆる(一昔前で言う)”不思議ちゃん”な彼女ですが、誰がピッタリでしょうかねぇ。

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