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「オタクはすでに死んでいる」読了

岡田”オタキング”斗司夫のオタク文化への決別の書で、様々な方面から様々な批判をされているらしい本。

まあ、岡田氏自身、昔から誹謗中傷を受けてた人で、これまでさんざんオタクを持ち上げといて、いきなり撤退するのは裏切り行為だと思われたのかもしれない。

が、オレとしては納得させられる本でありました。もっとも全部が全部理解できて納得できる訳じゃないけどね。

この本の本質は「時代は変わっている」ということで、岡田氏のデビュー作である「ぼくたちの洗脳社会」にも書いてある「パラダイムシフト」を経験してしまうと過去には戻れなくて、それが今だぜ、という事に違いないと思うわけです。これまで「オタク」と言われていた人々は既に存在せず、別の存在になったと言っている。これって みうらじゅん氏のラジオ番組「みうらじゅんのサブカル・ジェッター」でみうら氏が発見したと語っていた「サブカルはあるある世代のヒトの事であった」と同じ事を行っていると思うんですけどね。サブカルは発生してから現在までずっと続いてきていると思われているけど、それは間違いである年代のヒトを最後に別のモノに生まれ変わってて、今ではサブカルと言われる分野を担うヒトは見つからないという結論で、これをオタクに当てはめるとこの本でオタキングが語っている内容と同じになる。これをよんでオレは「ははぁー」と感心してしまった。これに感心できず「おめー、オタキング、逃げんなよー」となってしまうヒトはものすごく批判的になってしまうんでしょうね。オレはほぼオタキングと同世代(だから、第一世代のオタク?)なので同じような感性で納得してしまっただけかもしれないけれど。

そんな本なので、面白いかどうかは別にして オレとしてはとても興味深い内容だった。役に立つかどうかはよくわからないけれど、「時代は変わってしまってるので、それに気づかなければならない」とか「オタクの発生は日本人の子供に対する(人間としての原型という概念や小遣い問題などの)考え方が原因であるというのはとても面白いトコロに目をつけてるナーと思いますねぇ。もっともこれって先に書いた処女作の「ぼくらの洗脳社会」にも書いてあることなんだけどね。1995年に書いた本の内容が約10年を経て現実になってきたってことなんでしょうか。

本の評価としては70点。

それにしても岡田斗司夫氏がやせたのにはちょっと違和感あり。太っててこそオタキングで、やせたことで従来のイメチェンを図った結果が「オタクなんてもうダメだ」と理解されてしまったこの本か?タイミングが悪かった気もするねぇ。やせてなかったらもっと評価も変わったかも。

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