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「四畳半神話大系」読了

森見登美彦はおもしろいぞ。ほかの作品が読みたいぞ。75点を与えましょう。

と、いきなり誉めてますが、順番は逆ですが作品の感想です。

巻末の解説にもあるとおり、これはSFであり、この本に収められた短編4本がそれぞれ同じ場面をわずかにずらした視線から描いてみたり、物語中の無関係な事柄が微妙に絡み合いながら進むさま、物語中の些末な出来事が思わぬところで重要だったりで読んでてニヤリにやりとしてしまう。のちの「夜は短し、歩けよ乙女」に出てくる登場人物らの原型や作品中の秘密結社の数々がすでに登場しており、この作品とかの作品のつながりを感じてまたまたニヤリにやりとしてしまう。

主人公をはじめとする友人の小津や樋口師匠、城ヶ崎先輩やその恋人の香織嬢、黒髪の乙女こと明石さんなど個性的な登場人物がそれぞれの物語でそれぞれの登場の仕方をしつつそれぞれの立ち位置で暴れ回るので、読んでるこちらも振り回されっぱなし。でもそこが心地よい。大学生というある意味中途半端な状況でいろいろなことをやっている様は、主人公にとっては薔薇色のキャンパスライフにはほど遠く大いに悲観するような自体かもしれないけれども、もうすっかりおじさんになってしまったオレとしては羨ましいばかりですな。オレは樋口師匠の弟子にはなりたいとは思わないものの「福猫飯店」の一派に加わって、いろいろと暗躍してみたいとは思う。「図書館警察」の一味として魔都 京都の闇を駆け巡ったり、「自転車にこやか整理軍」の構成員として駅前の放置自転車を回し蹴りで吹っ飛ばしたりするかも。

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