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2008年3月16日 - 2008年3月22日

映画(DVD)2題

片道4時間越えの移動で出張に行く必要があったので、どうせ電車の中では資料読んだりなんてことしないだろうから、かといってずっと寝てるのもかえって疲れると思い、映画を観ることにしました。で、選んだのは劇場で見逃した「ダイハード4.0」と家族が観てた「ベクシル 2007日本鎖国」の二本。

で、まずは「ダイハード4.0」から。政府やインフラ関連のネットワークに不正侵入してカネを巻き上げるワルモンと、たまたまそれに(またまた)巻き込まれたマクレーン氏の対決。頭脳戦を仕掛けてくるワルモン一派と体力と勘と運で立ち向かうマクレーン氏。果たしてどちらが勝つのか、って マクレーン氏が勝たなけりゃ意味がない。で、勝つわけです。映画自体はマクレーン氏の暴れっぷりを楽しむのが第一。シリーズ2作目で観客があきれかえったご都合主義以上の大活躍を見せてくれます。細かいところは無視して、暴れまくるマクレーン氏と氏のチャーミングな娘(一作目で小さかった彼女がこんなにリッパになって、と感慨もひとしお)を観て楽しみましょう。敵方の東洋系の女性もなかなか魅力的ですぜ、ダンナ。

で、この作品、アクションシーンが凄いんだけど、これってたぶん全面的にCGですよね。カメラの移動や実際には存在しないような動きに加えて、ワイヤーワークっぽいシーンもなかなか凄い。ビルから落ちるシーンなどはスタントマンの気合い一発な落下や転落よりも気持ちよい落ちっぷりに思えました。

そんなわけで、3ブラボー。暇つぶしに楽しむにはピッタリの作品。

もう一作は「ベクシル 2077日本鎖国」。こちらははなっからCG映画ですが、人間の動きをキャプチャーして作られてる感じ(詳しくは知らない)。ので、動きは自然なんだけど、登場人物の表情がダメ。これなら、素直にキャプチャーしたヒトタチに演技をしてもらった実写の方が良かったかもね。メカやセットを作る金がないんならば、人物だけ実写でその他はすべてCGでも良かったんじゃない?それでも金はかかるか。まあ、どうにも中途半端な感じでした。

で、ストーリーのほうですが、今ひとつ未来としての世界観が構築できてない。「メカと美少女」+「CGの格好いい動き」だけで、作ってるヒトタチが「これってカッコイイよな」という自己満足的なつぶやきが聞こえてきそうな画面。確かに悪くはないけど、音楽の使い方や画面レイアウトなどはオレには3DMarkのベンチマークテスト画面に見えてしょうがなかった。なので、映像自体もマニアが個人の好みで作っただけという印象。映像クオリティは確かに高いレベルにあると思うけど、タダそれだけ。ストーリーもありきたりな展開。なぜ大和重工の社長はあんな事をしたのか。一応理由を説明されるけど、納得できない。おまえの考えていることは全く理解できないぜ。なので、物語全体にリアリティがない。劇中の日本のイメージは「20世紀少年」のパクリのように思えるし、その上なぜそんな状況になったのかもよくわからない。「観客の予想を裏切るとして、たぶんこんな風だろう」位の考えだけのアイディアではないか。どうにも最新のCGテクニックでメカを描くことに注力しすぎて、他がおざなりになったと思える出来。

映像のクオリティは高いんだから、後はストーリーですな。話は面白くない。残念。1ブラボー+1ブラーボー(映像分の加算あり)

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「未来少年コナン」全話鑑賞

宮崎駿氏の演出第一号のTVシリーズ「未来少年コナン」の全26話をすべて観ました(一部DVDの調子が悪く、とばした部分もあったけど)

で、この作品 宮崎監督作として評価がものすごく高くて、実際観てみるとまさしくその通りなんだけど、コナンのあの超人的な活躍はアニメーションであっても「ちょっとねぇ~。やり過ぎじゃない。」という印象は否めない。ピンチに陥ってもその超人パワーで切り抜けてしまったりするモンで、「ご都合主義」的な感じしか受けないし、そのためにサスペンスが薄まる気がします。

それとコナンとラナの関係性もよくわかんないですね。ダイスとモンスリーの関係性については、回を追う毎に変化があって、まぁ理解できるけど、コナンとラナの二人はあまりに唐突な気がする。でも、あの関係性が物語全体を引っ張ってゆくのでとりあえず納得できなさ加減はスルーする。

で、この作品、以降の宮崎作品のエキスが至る所に出てきてる。観たことある場面の目白押し。もちろんこの作品の方が、他の監督作品の前に作られているので、コチラがオリジナルなんだけど。以降の宮崎監督作品のアクションシーンはコナンシリーズの拡大再生産ですねぇ。

まっ、そんなわけですが、この作品。中盤のハイハーバーのエピソードは冒険活劇としての「コナン」シリーズとしては少しだれる気もするけど、大団円に向けての物語の展開は面白い。今回観た全26話は出張移動中の新幹線などで観たわけで、かなりとぎれとぎれに観たわけだけど、ラストの4話は一気に観てしまいました。

超ハッピーエンドのラストでみんな幸せになりましたとさ、という後味良すぎるのも「アニメ」っぽくて良いんですが、彼らはこれからどうなるんだろう、という心配もあったりして。後日談はつまらないというのが相場だけど、コナンやラナ、ジムシーやダイスらの子供世代を主人公にした作品があればまた面白いかもね。今度はコナンが「ラオ博士」の立場でいろいろと事件に巻き込まれたりしてね。

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「ドラえもん」の映画を観に行く

ドラえもんの最新劇場版映画「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」を観ににゆく。ドラえもん映画は久しぶりに観る。

原作者が亡くなる前の作品はビデオなどでそれなりに観てたが今回の作品はその頃のものとはチガウ。声優陣が代わってからの最近の作品はおおむねそうなのかどうかは知らないが、絵柄からしてチガウ。声はそれほど違和感はなかったけど。

で、どうだったかですが、如何にも「カンドーさせるぜ」という展開はちょっとね。これまでも繰り返された「突然の来訪者」>「仲良くなる」>「一緒に戦う」>「勝利」>「涙の別れ」というお涙黄金律の展開。でも、作品中のエピソード一つ一つがこれまでの「お子様映画」的なものと違う。ちょと大きなオトモダチ向きか?

作品のテーマは「地球環境を大切にしよう」というものでストレートなものなんだけど、中盤までのエピソードとクライマックスに向けての展開は、小学校低学年にはよく理解できない内容だった気もする。それから、ラストのまとめ方もなんだか力業でムリヤリまとめたっぽくて今ひとつよくわからない(特に小さなオトモダチには難しいんじゃないか?)時間の問題でいろんな場面をはしょらざるを得なかったのか、元々の原作になかった壮大なまとめ方をしようとして消化しきれなかった結果か?

いずれにせよ、CGを効果的に使用した画面作りはアニメーションとしてクオリティーは高い。映画の中で見せるカメラ視点の移動などは実写映画に負けない。実写的な迫力ある画面とアニメ的な動きのおもしろさが上手くまとめられていて合格点です。

で、観てて気がついたんだけど、この映画ってかなり宮崎作品の影響を受けている気がする。アクション描写や画面構成、人物造形などどこかで観たことがあるような印象をそこここの場面で感じましたとさ。それから主人公達のギャグっぽいっていうかアニメっぽい動きには手塚作品っぽさを感じました。過去のいいとこ取りですね。でも上手く取り入れてるんでマルです。

で、私のブラボーポイントは3.5ブラボー。観て損はナシ。子供からオトナまでみて楽しいと思いますね。入場者全員にドラえもんのおもちゃがもらえるし。(もちろん大きなオトモダチにもね)

追記)
今回のドラえもんはひみつ道具があまり出てきません。通常のドラえもんでは、事態の打開の為に使用されるひみつ道具がかなりのウエイトを占めるんですが、今回は物語のキーとして使われるものの、問題解決にはのび太くんたちは自身の力のみで立ち向かいます。

とかく「ひみつ道具に依存してだめなオトナになってしまうのでは?」という批判を浴びたりするドラえもんですが、今回はそんな批判にはあたらない。そんな脚本の意図が感じられますね。

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