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2008年1月27日 - 2008年2月2日

「生首に聞いてみろ」読了

新本格として出てきた作家の一人である法水綸太郎の作品。2005年度の「このミス」の国内1位で、文庫になったのを見つけてすかさず購入。で、どうだったか。

感想は「まずまず面白かった。けど、まあ普通」って印象であります。

小説の中盤で推理小説での定番である「殺人」が発生して物語が動き始めるんですが、それまでがなかなか進まず読むのがちょっとだるい。が、この進まない部分に伏線があったりで、あとから「ほほう」というカンジ。

謎解きやトリックが凄いわけではないので、印象は薄いんですが、本格小説としては良くできてると思います。

んで、この小説のポイントは「誤解」だと巻末の対談で作者自身が語っております。これは作者が読者に向けた誤解(ミスリード)ではなく、作品中の登場人物の誤解によって事件が展開してしまうという意味。オレとしては、作者が読者をミスリードするような、たとえば折原一の一連の作品のような引っかけがあるほうが好みですな。

が、しかし、なかなか進まない前半のある場面が、謎解きでは「ああ、あのときがそれか!」という風な展開で、そこんところはオモシロイですね。オレは横溝正史の「獄門島」を思い出してしまった。あの作品の有名な死体移動トリックも、「ああ、あれってあの場面」的な書かれ方がしていたし。

そんなわけで、久々の本格モノでしたが、点数で言えば何点でしょう。

65点。

まずまずオモシロイってトコですね。でも探偵小説に興味がない人には退屈かもね。

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「ロージャ」って何ですか?

「モールスキン」って呼ばれてた手帳が本国の発音に近づけるとか言って「モレスキン」と呼ばれるようになっている。これは売る側が「今後はモレスキンだかんね。モールスキンなんて呼びまちがえないよーに。」と宣言した例。

で、最近気になるのがこれまで「ロディア」と呼ばれてたのが、いつの間にかなんだか「ロージャ」と呼ぶのがかっこよさっぽくなってきている状況。オレもチェックしているステーショナリー関連の話題豊富なゼロ・ハリ氏のインプレスウォッチでのコラムですが、去年の記事では「RHODIA」のことを「ロディア」と記述されてたのが、今年の記事を読むといきなり「ロージャ」と書かれてて、読んでるこちらは「ロージャってなんじゃ」とググってみると、これがどうもロディアのことらしいとわかった。で、「ロディア」の販売サイト(クオヴァディスの日本サイト上)では特に「ロディアはやめてこれからはロージャでっせ。」といっているわけではなく、サイト上の紹介記事には「ロディア」との表記がありで、なぜ「ロージャなの?」とい理由については「何となくそんな風に呼んだ方がかっこよくない?(語尾上がり調)」雰囲気が漂ってきた気がするわけで、文房具通ならば(いわゆる)「空気嫁」と言われているような状態。

まっ、製造国のフランス流発音は英語風な「ロディア」ではなくて「ロージャ」らしいから、どう呼ぼうとかまわないんだけど、困るのはいきなり「ロージャ」って言われてもそれが何を指しているのか不明なこと。他人と意思疎通が図れません。これは困る。モレスキンのほうはまだ若干似通った雰囲気の発音でありますが、ロディアとロージャでは同じものとは思いづらい。

何度も言うけど、呼び名なんて共通認識のための記号としてきちんと存在すればどうでもいいんだけど、いきなり前触れもなく変わってしまうのは困るんだよなぁ。(モレスキンみたく、親方が”かえまっせ”と宣言するのはまあ許す)

もっともフランス人にとって自分たちが呼んでるのとは別の名前で呼ばれるのはけしからん、という気持ちもあるのかもしれないし、それはしょうがない。日本のギターメーカで「タカミネ-Takamine-」というのがあるけど、これをアメリカ人は「タカマイン」と呼ぶ。日本人からすると「タカミネなんだけどなぁ」と思ったりする。それと同じかな?ちがうか?

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